間違った意見をいう人を増加
生後1年の間は、自閉症という先天的な脳障害を持って生まれてきていても、普通の赤ちゃんとしてしか、見た目はわかりません。ですから、「親の育て方が悪いのだ」とか「しつけがなっていないせいだ」という間違った意見をいう人を増加させてしまったのです。
自閉症であるかそうでないかは、生後約1年くらいたたないと、症状的なものが出てきません。満一歳以降、ゆっくり症状が出る子供は3‐4年かけて、次第に自閉症の症状が出るようになってきますし、早く症状が出る子供は1年ほどで、つまり、2歳頃にはすっかり他の子供との違いがわかるようになってきます。
どちらにしても、赤ちゃんは生まれてからお母さんが優しい声かけをし、ことあるごとになでてあげたりして、皮膚刺激や聴覚刺激をして発達を促すことです。そして、食品添加物がたくさん入っている粉ミルクはできるだけ避けて、母乳にしたほうがよいでしょう。
お母さんがたとえどんなに質の悪い食生活をしていても、粉ミルクは母乳にはかなわないといいます。また、赤ちゃんを放っておいては発達の停滞を起こしてしまいます。満一歳になって運よく健常児だということが判明しても、それまで、声かけや皮膚刺激も少なく、抱っこされることも少なく、放っておかれて育てられていては、やはり知能や発達の度合いは低くなってしまいます。お母さんが背中におぶって、音のなるでんでん太鼓やくるくる回る風車を見せるとか、優しく乾布摩擦をする、などの昔からの子育ての方法は、やはり子供を発達させ、賢く育てる知恵の宝庫なのですね。